

こんにちは。
黄田優男(きだやさお)です。
みなさん、いつもたくさん相談を送ってくださって、ありがとうございます!
今日もあや先生に回答してもらいますね。
では、アオさん(年齢不詳)のご相談、行ってみましょう!

【あや先生への相談内容】
2カ月付き合った彼女と別れて4カ月。
両思いで付き合ったのですが、2カ月目あたりから彼女が冷たくなってきてしまって、そこで僕は我慢ができずに、「冷たくするなら別れよう」と言ってしまい、別れました。
その後、元カノは「まだ好きだよ」とか言ってくれていたのに、元カノが男とは仲良くするほうだったので、男と仲良くしてるのを見ると、「何だ、口だけじゃないか」と勝手に解釈してしまい、たびたび冷たくしたり、酷いことを言ったりしてしまいました。
冷たくしたりはしたくないと思うのですが、どうしても男と仲良くしているのを見ると、いら立ちや嫉妬等の感情がわき上がってしまい、ついつい冷たくしてしまいます。
一度好きになってくれた人にこういうことをするのが本当申し訳なくて辛いです。
復縁とまではいかなくても、他の男と元カノが仲良くしているのを見ても、いらいらしたり嫉妬したりしないようになって、友達として楽しく過ごせるようになりたいです。
アドバイスお願いします。


- 自分から振ってしまったけれど、よりを戻したい。
- でも、他の男と仲良くしているのを見ると嫉妬の気持ちが湧いてきて、冷たくしたりひどい事を言ったりしてしまう。
- また、復縁とまでは行かないまでも、友達として仲良くできるようになりたい。
…との事ですが、あや先生、好きな人にわざと冷たくしたり、ひどい事を言っちゃう男性って多いんですか?
気を引きたいからだとは思うんですが。

はい。
黄田さんが言うように
- 彼女の気を引きたい
- 自分を見てもらいたい
- 自分に気持ちを向けてほしい
という「自分本位」の目的を達成するために
- 冷たくする
- 責める
- ひどいことを言う
という言動、行動をすると…。
こんなことをして、彼女の気持ちはあなたに向くでしょうか?
あなたの気持ちは彼女に伝わるとでも思っているのでしょうか?
ま~っったく、逆のことをしているとしか言わざるを得ません!
このぉ、バカちんがぁっっ!!


ひぃぃぃっっっ。

コホン、…とは言え、アオさんも含め、ついつい自分の気持ちと裏腹な言動をしてしまい、本当の気持ちを伝えられず、苦しんでいる方は多いですね。
本心と裏腹の「僕を見てよ!」ではうまくいかない


やっぱり、冷たくしたり、ひどいことを言ったりして気を引こうとしても、うまくいかないですか?


やっぱり…。
わかっちゃいるんだけど…。

本心を言えないがゆえに、ひどい言動をしてしまう人の多くは、
- 「自分の本当の気持ち(本音)」を言うと相手に嫌われてしまう
という”強固な思い込み”に囚われている。
そして、その思考の影響で、
- 相手に嫌われたら恐い
という”ネガティブな感情”に心も体も支配されてしまう。
だから、自分の本音が言えず身動きが取れなくなってしまう。

はい。

そして、ネガティブな思考と感情に囚われて、がんじがらめになってるけど、なんとかしたい!とあがいた挙句、本音を言えない代わりに、冷たくしたり、責めたり、ひどいことをしたりして、相手を自分の思い通り動かそうとする。
それをされた彼女は、「一体何がしたいの?わからない…」と混乱するし、心を揺さぶられたり、行動を制限されるから疲れてしまう。
それで余計に関係をこじらせてしまうんです。

まさに、負のスパイラル…!

長期的に見て、本当の気持ちを言わずして、関係が改善されることは絶っっ対にありません。
男が女に本心を素直に伝えられないワケ


本当の気持ちを伝える大切さはわかったのですが、でもやっぱり「それができれば苦労はしないぜ!」って男性が多いと思います。
具体的にどのように取り組んでいけばいいでしょうか?

ではまず、「本心を伝えられない理由」について見ていきましょう。

はい。

やはり、一番大きく影響してくるのは、親や世間の影響によって染み付いてしまった「男らしさ」という観念です。
”嫉妬”という感情は誰でも持ちうるもの。
好きな女性が他の男性と楽しそうに話していたり、他の人に気持ちが向いている状態を目の当たりにしたら、
- 悲しい
- 悔しい
- 不安
- 羨ましい
- 妬ましい
と感じ、嫉妬の感情が芽生えることは、誰しも当たり前のことです。
- 「でも、そんな悲しい・悔しい・不安・嫉妬っていうネガティブな感情なんて感じてちゃいけない…」
- 「明るくふるまわなきゃいけない…」
- 「男のくせにクヨクヨ悩むなんて女々しいし、かっこよくクールにしないといけない…」
と、そんな風に黄田さんも思ってしまったりしませんか?


そうですね。
明るくって元気で、いつもポジティブでみんなと仲良くできる人がいい人でみんなの人気者。
だから僕も、辛いことがあっても明るくふるまわなきゃって思っちゃってますね。
でも、そううまくコントロールできないから理想と現実の狭間で自己嫌悪に陥っちゃうというか…
(しょぼぼぼぼーん)

黄田っち、しょんぼりしなくて大丈夫だよ!
男女問わず、この社会で生きていく価値観として、
- ネガティブな感情は人に出しちゃいけない
というものがあります。
これは、恋愛でも、その他の人間関係でも、相手とより良い関係を築くために「素直な気持ちを伝える」必要がある時に、大きなネックになってしまいます。

はい。
素直な感情を出せない、出しちゃいけないとなると、自分も、自分の感情を受け入れられなくなっちゃいます。


不安や嫉妬などの感情だけではなく、例えば、中学生の頃、親に
「サッカー選手になりたい!」
と純粋に楽しみたいという気持ちで本音を言ったのに
「は?何言ってるの?そんなの凡人のあんたになれるわけないでしょ。受験勉強しなさい!」
と否定されてしまったり…。
あるいは、
「お母さんと一緒にいたい!」
と大好きな気持ちを素直に伝えたら
「お母さんは忙しいのに、なんでワガママばかり言うの!悪い子ね」
と勝手に決めつけられてしまったり…。
そんな体験を、幼い頃から積み重ねることによって、
- 「ああ、自分の本当の願いは、相手に受け入れてもらえないから言わないほうがいいんだ」
- 「自分の素直な気持ちを伝えることは、相手を傷つける悪いことなんだ」
という”思い込み”を強くしていってしまうんですね。

僕も経験あるな。
きっと親も悪気があったわけじゃないだろうけど。

- ネガティブな感情であれ、ポジティブな感情であれ、自然と湧いてきた自分の気持ちを認める
- もしかしたら、「素直な自分の感情を相手に出してはならない」という”思い込み”に囚われているかもしれないことに気づく
- 自分のすべての感情を大事にして、相手とより良い関係になるために伝えてみる
この3つのステップを実践できると、お互いを”すり減らす関係”から、愛が溢れる関係に変えることができます。

はい。
人間の感情の重要性を教えてくれる永峰オススメの映画


ネガティブな感情であれ、ポジティブな感情であれ、人間の内側に沸き起こってきたすべての感情を大切にすることが、人生をより豊かなものにする。
逆に、感情をないがしろにすると、その人の人格や生活が崩壊してしまう。
感情の重要性について教えてくれる、永峰オススメの映画を紹介しましょう。


永峰オススメの映画は、
です。
この映画は、人間の頭の中を舞台とし、そこに住む「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」の5つの「感情」を題材としていいます。
11歳の少女ライリー・アンダーソンの頭の中に存在する5つの感情――ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。ライリーの誕生や成長と共に生まれた彼らは、ライリーの頭の中にある「司令部」で彼女の心と感情を大切にして幸せにするために日々奮闘します。
しかし、ライリーを悲しませることしかできないカナシミだけは役に立った試しがなく、その役割は大きな謎に包まれています。
一般的にネガティブな感情として避けられがちな「カナシミ」をどう扱うか?
それが、人格形成や人生の豊かさに大きな影響を与えるということを教えてくれます。

子供向けのアニメ映画なのに、ものすごく深いことが学べそうですね。
うんこも感情も出したほうが人生がうまくいく!


恋愛でも仕事でも友人でも家族でも、いい人間関係を築いていきたいなと思った人に対し、つい自分の本音を隠してしまいがちですよね。
でも、
- ポジティブ・ネガティブに関わらず、自分の”感情”や”してほしいこと(ニーズ)”を相手に伝えるということをしたほうが(それをしないよりも)、相手から自分が求めるものを受け取りやすい
という統計が出ているんです。

そうなんですね。

はい。
だから、相手に対し、冷たくしたりひどいこと言っちゃったりすると、相手を混乱させるだけで、本当に自分がほしい関係は手に入らない。

えー、でもどうしたらいいんですかぁ?

「君が別の男性と話しているのを見て、不安に思っている。嫉妬してるんだ」
と、素直に自分の”感情”を伝えるだけです。
さらに、
「君をすごく大切に思っているから、君ともっと一緒にいたい」
と”必要としていること(ニーズ)”を伝えれば、彼女も、あなたの気持ちに答える準備ができるのです。

たしかに。
「おい、他の男とヘラヘラしゃべってんじゃねぇよ!ビッチかよ!」
とか言っちゃったり、
「(めっちゃふてくされながら)俺ちんが何で機嫌悪いか察して優しくしろよ!」
って態度をとっちゃったりすると、女性も「え…?」ってなりますよね。
これじゃあ、いい関係は築きようがないですね。

(え…黄田っち、そんなやさぐれた一面があったのか…)
2万人以上のカウンセリングから見えてきた本音との付き合い方


なかなか素直な気持ちを伝えるのが難しい人が多い中、あや先生は、昔からできていたんですか?
それとも、何かをきっかけにできるようになったんですか?

そうですね、きっかけというか、累計2万人以上の方へのカウンセリング経験が大きいと思います。

カウンセリングというと、クライアントさんのお話をじっくりと聴くことからですよね。

はい。
カウンセリングをしてても相手に対し、私も不快に思うことがあります。
それを言わないで押さえ込んでおくと、信頼関係が築けないのです。
例えば、直接、
「あなたと話してると不快です」
と、自分の感情をぶつけることはしません。
そうではなくて、相手と自分との間に起こっている出来事(事実)を明確にした上で、「居心地が良くないです」と感情を伝えます。
例えば、
「あなたの”自分の思い通りにならない相手には怒鳴っていい”という価値観と、私の”自分の感情に責任を取るべきだ”という価値観が、相容れない状態があります(出来事・事実)
この状況に、私は居心地が悪いです。なぜなら、価値観の押し付けあいになっているからです。(自分の感情)
そこをもう少しお互いに確認しあった上で、カウンセリングを続けていきたいと思っていますが、どうですか?(相手に必要としていること(ニーズ)」
と伝えます。
そのほうが、「嫌な感じだな…でも我慢してとりあえず続けるか…」と思っているよりも、最終的にはうまくいくんです。

なるほど、そういった経験からなんですね。

はい。
例えば、彼女がいる上で複数の女性と恋愛し、さらに彼女に暴力をふるってしまい、彼女に振られたけど復縁したいという男性がいたとします。
私は言葉の暴力も、目に見える暴力も絶対に許せないので、そういう男性に対し、やっぱり不快感を覚えます。
「あなたが彼女を失った悲しみに共感はします。
でも、あなたが彼女に対し支配的な態度をとったり暴力を振るうことに対して、不快感も感じています」
とお伝えすると、一時的に相手も身構えまたり、ひどい時には逆上しますが、最終的には、
「ただ共感してくれるだけではなく、このようにハッキリ言ってくれてよかったです。
彼女がどのように感じていたかがわかりました。」
といったように、いい展開になっていきます。
だから、私は絶対に”感じたこと”や、”自分の必要としていること(ニーズ)”をお伝えするようにしていますね。

はい。

心の底から与えたい、という共通の願いにたどりつくには、次の4つのことー「NVCを構成する4つの要素」に意識を集中させる必要がある。
NVCの4つの要素
- 観察(observation)
- 感情(feeling)
- 必要としていること(needs)
- 要求(request)
まとめ


- 自分の内面を開示する…
- 正直に思いを伝える…
簡単そうに見えて、とっても難しい…でもやる価値が大いにあることですね。
僕も練習しなきゃな。
アオさん、ぜひ元カノさんに自分の弱さも含めて、気持ちを伝えていってほしいと思います。

はい。
恋愛はもちろん、職場や友人関係、家族関係でも、なかなかうまくいかないということがある方は、
- 自分の感情と行動がずれていないか?
ということをチェックし、素直に行動するようにしてみてくださいね。

今日もありがとうございました。

ありがとうございいました。
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上記の記事を読んで、元カノが求める男性に成長して、これまで以上に惚れさせちゃいましょう。
あなたは今、
嫉妬に駆られて、元カノに冷たくしたり、責めたり、ひどいことを言ってしまった…
そんな女々しい自分を変えられず、振られてしまったケド、復縁したい!
と、孤独に悩んでいませんか?
今日は、不安・嫉妬など、ネガティブな感情に対する考え方と、正しい対処法を身につけて、相手とより良い関係を築くコツについてお伝えします。